9月4日、強風の日
秋には賑わう当麻乗越までの道を歩いてみました。
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ロープウェイは朝から運休。風の強そうな空。
こういう時は下から歩く。
1時間弱でいつもの場所へ。

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途中、天女が原の木道もかなりひどい状況。
でも不思議と気にならない。なんでだべ。
植物が復元して土壌侵食が見えないからかなあ。

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最近、標柱に緯度経度や標高が表示されました。
遭難対策の一環のようです。

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秋の気配の道。

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道の真ん中にはクマの親子の足跡。
2週間ほど前からこのあたりをうろうろしているようです。

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ピウケナイ沢の標柱に齧られた後。
最近です。

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割れた標柱の先端には・・

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体を擦りつけたのでしょうかね。

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こちらの近くにもうろうろした跡が。

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ピウケナイ沢付近は少しだけ紅葉が始まっていました。
そして今年のピウケナイ沢の渡渉がきつい。
昨年まで飛び石にしていた石が土台から流されており、
100㎏程度の石材では小さくて対応できなさそうです。
さてどうするかね。

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当麻乗越までの刈り払いは完了。

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当麻乗越の標柱には愛山渓方面が通行止めだという表示板が。

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沼の平の紅葉もこれから来そうですね。

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帰りに裾合平をみて施工物と紅葉をチェック。
施工物は問題なし。
紅葉も始まってきましたね。

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いつものごとくネット施工をチェック。
上段、中段、下段とすべて状況が違います。

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やはり上段の発芽が凄い。
中段や下段に発芽が起きるにはどうなればいいのだろう。

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復元したチングルマにも紅葉が。

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そしてよく観察してみると、なんかいつもと違うものがあった。

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これはチングルマではない。
なんだろうと思って周りを見ると、すぐ上の植物帯にこいつが見えました。

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葉の形から、これだと思われます。

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この種が真下に落ちて発芽したように見えました。

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おそらく、エゾコザクラだと思います。
花をつけるのは何年先になるのかな。
それでも、うれしい。

登山することで踏圧侵食というマイナスをし続けてきたけれど、
施工することで侵食を弱めてゼロに近づけ、
ようやく自然に対して小さなプラスになることができたのだろうか。

まだまだ、まだまだ、だと思うけど
向いている方向は間違っていないと思いたい。

あと数年たったらチングルマとコザクラが咲いているのかな。
いつも施工する前に、この場所に植物が復元したら・・・
と想定して始めるけれど、確実にその一歩は踏み出せたようです。

こういう施工をやらせてくれたことに感謝。





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