大雪山・山守隊 スタッフブログ

9月1日の「たまには山へ恩返しin旭岳」について、
詳細が決まりました。
今年も昨年に続き、裾合平での作業です。

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ぼろぼろになった木道箇所が、少しでも歩きやすくなるように、
そして、広がり続ける木道脇の植物帯の崩れを少しでも止められるように。

2012年から続いてきた、
参加者の皆さんと積み重ねてきたイベントです。

作業の後は、キトウシの森林体験研修センターにて座学と懇親会。
懇親会の会場で今回も宿泊できます。
偶然ですが、その日の晩にはキトウシで花火大会もあるそうです。
作業して、勉強して、飲んで食べて、花火見て・・。
楽しそうです。

大きい写真はこちら
https://www.yamamoritai.com/ホーム/イベントのご案内/旭岳詳細/

申込み締め切りは8月27日です。
ご連絡お待ちしています!
しもじょう


どうも、スタッフのすがわらです~

昨日から(?)お盆休みが始まりましたねぇ
みなさんいかがお過ごしでしょうか?

海や川などの水辺に行かれる方は注意してくださいね
おっかない青白いヤーツが後ろに立っているかもしれないっすよ
(因みにぼくは幽霊信じる派で、心霊特番を見るといまだに寝れなくなる質です…)


まぁ、そんなことは置いといて

なんと!!「大雪山・登山でちょっと役立つマップ」
表示回数2200回を突破しました~㊗ありがとうございます!

いや~嬉しい、なんかねぇ、嬉しいです

きっと数字じゃなくて、「役立ってるのか」が大事なんですが
毎日少しずつ表示回数が増えているのを見ると嬉しいですね
ちょっとは皆さんの役に立っているということでしょうか

もうちょっと役に立てるような情報を盛り込んでいければ、と思っていますので
今後も見ていただければと
それと、最近スタッフからの登山道情報が全然ですね…
見ていただいてるのにすみません、頑張ります
(皆さんからの情報もこちらで待ってますので…コソッ)

明日は、荷上げで黒岳に行きます
最近黒岳率ならび荷上げ率高めです
ヤシネットだし、そんなに重くないはず
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頑張ります










そういえば、さっきから気になっていたんですけど
あなたの後ろに立ってる方、誰ですか?





なーんちゃって、すがわらでした


かな~り、お久しぶりの登場となってしまいました

どうも、すがわらです

仕事さぼってたわけではないですよ…汗


 昨日一昨日とまじめに「御鉢平」に出撃しておりました

なにをしてたかというと、こやつです
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ドローン!!!



山守隊では「GoPro」と「ドローン」による登山道のデータ集約を行っています

登山道を維持管理していくうえでは「登山道」を記録しておくことが大切ですが

「登山道周辺の地形」も記録しておくことも大切だと考えています


例えば、侵食の原因が流水だった場合、どこから水が流れてくるか
どこに排水すれば周辺の植生に影響は少ないかなど考えられますし

間宮城の被害を調査するのにもドローンを活用しました

流出した土砂がどこにあるのか、登山道外をガシガシ歩くくらいなら
ドローン飛ばした方がいいです


今回は調査方法やドローンに関するご助言をいただくため
北海道大学の小林ユウスケさんにご一緒していただきました
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小林さんは黒岳石室を拠点にドローンなどを使って
大雪山の地形を調査・研究されている方で

私たちのために貴重な調査のスケジュールを変えていただいたりと
なかなかの優男です
(旭岳のイベントで会えるかも…?)



「ドローンで空撮」これだけ言えば結構かっこいいですが
撮影している私たちは

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…結構変です

もし山で遭遇してしまったら、温かい目で見守ってください


ドローンの空撮結構難しいです

風や雲、どの角度・高度がその山(登山道)を撮るうえでベストか

考えながら撮影しなくてならないです

とても楽しい

チームプレーは結構好きです

撮影した写真をちょこっと
写真3

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大体こんな感じの写真がほとんど

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たまに間違ってこんなのが撮れるくらいで

あくまでも登山道の記録・調査なのできれいな風景写真はとりません(汗)

きれいな写真撮らなくても、山がきれいになればいいんです


※国立公園内でドローンを飛行させる場合は、その土地の管理者の許可が必要となります
また飛行高度などによっては国交省の許可が必要となります
飛行する場合は、必ず許可を得てから飛行してください

すがわら



今期イベント第2弾は、
8月18日(土)に予定している、たまには山へ恩返しin黒岳!

場所は、黒岳石室の近く、雲の平。
ただいま参加者大募集中です!

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数年前の豪雨で大きく崩れてしまったこの場所。
昨年は、ここで、これ以上の崩れを防ぐために、
総勢60名の方々と一緒に、法面の保護をする作業を行いました。
今年はその続き。
流れてくる土壌を止め、
水の流れを弱める施工を行いたいと考えています。

どうかまた、皆さんの力を貸してください。

https://www.yamamoritai.com/ホーム/イベントのご案内/黒岳詳細/

埋まってしまった植物を救出したり、
土を集めたり、土嚢を作ったり…。
体力も技術も、年齢も男女も関係なく、
出来ることがたくさんあります。
たくさんの方の力が必要です。

お問合せ、ご予約は、

一般社団法人大雪山・山守隊 
0166-56-9160 もしくは、yamamoritai@gmail.com

まで。

作業後は、
今年新しくオープンした「層雲峡ホステル」での懇親会も予定しています。
そのまま宿泊も可能です!
動いた後は、食べて飲んで楽しみましょう^^

まだまだ、参加者募集中です。
ご連絡、お待ちしています!
しもじょう

今年の豪雨で起きた中岳~間宮間の登山道崩壊を何とかすべく
7月30日現地検討会を行ないました。

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7月2~5日までの雨量は、通常よりもかなり多かったようですが
崩れ方は今までになく大きいものでした。
この被害はこれから増えるのか、対応できるのか、今後はどうすべきか
いろいろと考え、実行していかなければなりません。
山守隊ではまずは関係者間の情報共有が大事と考え、
資料を作り環境省へ伝達、環境省が現地観察会を企画、という流れになりました。

これに先立ち、北大で土壌侵食を研究されていた長澤先生に意見を伺い、
今回の原因の可能性を聞いていました。
長澤先生によると、
冬の間凍結していた土壌がだんだんと融解していくときに今回の豪雨があり、
本来は土壌下に浸透していくはずの水が凍結している土壌で溜まり
緩んだ土壌を押し流してしまった可能性があるとのことでした。

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なるほど、そういえばいつもの豪雨との違いはその時期でした。
いつもは7月下旬から8月中旬にかけてが多いですが、
今期は7月初旬。しかも6月は日照時間が少なかったはずです。
いつもより、凍土の層が上部にあった分、
土壌が飽和できる水量が少なかったのかもしれません。
北海道では道東の農地でも春先の時季外れの豪雪などで
同様のことが起きているそうです。
あくまで可能性であり、実際は流水で流されたのかもしれません。

そういう事前情報を得つつ、現場検証、対応策の検討です。

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参加は環境省、北大の渡辺先生はじめ、山のメンメンです。

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現地に行くまでにも、いつもと違う侵食個所を検討しつつ。

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この侵食層はなぜ起きたのか、とか。

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こちらでも大規模な崩落が。

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縦に分断されているのはなぜか、とか。

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一昨年の施工の効果も観察。

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昨年よりも芽吹きが増えている。越冬したものもありそう。
実はこれは凄いこと。今度特集しますね。

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昨年施工した個所にも土壌の堆積やチングルマの芽吹きを確認。

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山守隊の会員さんにも会いました。

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中岳温泉も水の流れを変えなければマズいね・・。

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現場への道中ではガリー(谷底)に7月初めの豪雨で流れてきたと思われる
大量の土砂が見えました。残雪の上を走ってますね。

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そんなこんなで現場。
どうする?これを!

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登山道だけ見ていてはわからないこともあります。
登山道外へ出て状況をしっかりと観察します。
我々関係者でもむやみに登山道外へは出られないので、貴重な視察です。

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侵食箇所には亀裂もあり、今後の植物帯の崩れも想定されます。
崩れた土壌は脆く、流水で流されてしまいます。

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もしやと思い、登山者に踏まれている土の塊を・・

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ひっくり返してみると・・・

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植物帯の塊でした。この状態でも花をつけていました。

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こちこちらもそう。
これらを再確認して、思いは強くなりました。

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自分の中ではやるべきことは決まっています。
現存する植物を守り、植物の基礎になる土壌の流出を防ぐこと。
資材は多量に必要、労力も少なくない。
でもやらなければダメでしょう。

現場から下り、ビジターセンターで今後の対策を検討。
出た具体案は少なく、案外難しい場所のようです。
「ほっといてはどうか」との案もありましたが、自分には無理です。
この状況を見てほっておけるはずがない。
土嚢やテンサーという素材を使った工法を提案してきました。

最後に北大の渡辺先生が、この地形の貴重性を話してくれました。
ここは植被階状土と呼ばれ礫地と植生地が階段状に並ぶ珍しい地形であること。
日本には例が少なく、大雪山にその大多数の地形がみられること。
登山道を中心にその地形が大きく崩れていること。
それらをしっかりと認識するべきとのこと。

180724 間宮 登山道並び渓部(高空)_Moment

確かに階段状になっている植物地形を登山道が分断し、
そこから崩れが広がっているのがわかります。
画面中央が崩壊の場所です。
(調査のために申請をし、ドローンでの撮影)

我々関係者が大雪山で当たり前に見ている景観は、
実は日本ではほとんどない地形だったりします。

もう「誰か何とかしてくれ」と言いたくありません。
なんとかするのは自分たちだ、と思っています。
この危機的な状況で動けないならば、何が起こっても動けるはずがないですね。

計画を立て、調整し、行動したいと思います(現在進行中)。
皆さんへの協力もお願いすると思います。
場所が御鉢平の一部なので現場に行くことも大変な場所ですが、
「やってやるぜ」という人がいれば、
「たまたま通るよ」という人がいれば
一緒に行動できるよう調整したいと思っています。

その時はどうぞよろしくお願いします。
おかざき





7月下旬に販売された雑誌「スロウ」のウェブマガジンです。
このほかにも、山の保護や利用を本気で考えて実行している方々の記事もあります。
買って読んでほしいです。

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山守隊.1
http://n-slow.com/webmagazine/trekking/994/

山守隊.2
http://n-slow.com/webmagazine/trekking/1004/

山守隊.3
http://n-slow.com/webmagazine/trekking/1013/

自然保護の新たな視点に目を向けてくれた
ソーゴー印刷株式会社クナウマガジンさんに感謝です。

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